2014/11/02

kickerの内田篤人契約延長&アウグスブルク戦の記事

シャルケ:信頼に応える内田
ヘルトの他に内田の陰に隠れたのは
http://www.kicker.de/news/fussball/bundesliga/vereine/614612/artikel_uchida-stellt-nicht-nur-heldt-in-den-schatten.html


先週の木曜日にFCシャルケ04はディフェンダー内田篤人との契約を2018年まで延長。日本人の彼は土曜日(※訳者注:金曜日の間違い)にさっそく、シャルケの判断が正しかったことを証明した。アウグスブルク戦で1:0の決勝点となるゴールを生んだだけではなく、チーム全員を凌駕し、そのパフォーマンスで特別な賛辞を得た。

写真キャプション:シャルケの勝利に関与し、決定的な役割を果たした――内田篤人。

木曜日。事務所に入ってきた内田を見て、ホルスト・ヘルトはつい口をぽかんと開けた。契約のサインに訪れた日本人の彼は、高級生地に身を包んでいた。シャルケのクラブスーツ。それにネクタイ。ヘルトははっと気付いた。自分の方がフォーマル度の低い服装をセレクトしていた。青いシャツ、青いセーター。「すっかり篤人に食われてしまった」とヘルトは微笑み、胸を張った。「篤人にどんな自覚があるのかという表れだ」。

金曜の晩には、内田はチームメイトたちを霞ませてしまった。クラース=ヤン・フンテラールが絶品ゴールを決めて1-0に――それでも、ピッチで最も輝いた男の名は内田だった。右サイドバックの彼はその日の主役の座をかっさらった。自陣でエスヴァインのパスをインターセプトし、敵陣のゴールラインまで全力疾走、そしてクラース=ヤン・フンテラールにボールを出した、決勝点のあのすばらしいお膳立てがあったからというだけではない。守備においても極めて高い集中力で自分の仕事を遂行し、1対1に果敢に挑んだ。新しい契約――期間は2018年まで――が力になっているのだろう。スポーツ部門長であるヘルトも認めた。「篤人はずば抜けて良かった」。

他のプロ選手ならば、契約交渉が終わるとまずはほっと一息入れるところだが、自分の義務とはパフォーマンスで信頼に応えることだと内田は考えているようだ。全力を尽くして取り組んだアウグスブルク戦。スポーツ面での資質の他に、しかるべき職業意識を持ち合わせていることがここにも表れている。それゆえに、シャルケの人間はこの主力選手を巡る競争に勝てたことをうれしく思っている。海外からは、特にACミランやバレンシアCFが内田に注意深く触手を伸ばしていたとされる。「しかし一度シャルケに来てしまうと、」にやりとするヘルト。「もう他へ行きたいとは思わなくなるものだ」。

Jan Lustig



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