2012/07/21

Neue Westfälische紙のファンクラブ訪問記事




※訳者注

2012年7月8日にシャルケの選手やフロントスタッフらが全国のファンクラブを訪問。内田選手とビデオアナリストLars Kornetka氏が訪れたのはBlaubären Fölsen 1995。ここはノルトライン=ヴェストファーレン州の東の端、WillebadessenにあるFölsen(フェルゼン)で1995年に発足したファンクラブで、メンバーはBlaubär(ブラオベア:青い熊)と呼ばれる。フェルゼン自体は住民200人前後という小さな地域で、ブラオベアは周辺地域の住民がほとんど。ファンクラブホームページによると、今回のイベントには約140人のファンが集まったのだそう。





地方紙Neue Westfälischeホームページnw-news.de掲載記事(2012年7月21日付)

内田がブラオベアに
http://www.nw-news.de/sport/lokalsport/sport_warburg/lokalsport_warburg/6895752_Uchida_jetzt_ein_Blaubaer.html


サッカー:シャルケサッカーファンが内田篤人とビデオアナリストLars Kornetkaの訪問を歓迎した。

フェルゼン。 ブラオベアは今や極東にも:Schalke-Fan-Club Fölsen会長のMichael Thomは2人の新会員を迎えることができた。Nethedorf(※訳者注:フェルゼン一帯の地域の名称)訪問に際し名誉会員の称号を授けられたのは、キャップ数50の日本代表選手、他でもない内田篤人だ。シャルケのビデオアナリスト、Lars Kornetkaにもこの栄誉が与えられた。

(写真キャプション ※画像をクリック)
ブラオベアメンバーとスターゲスト。左からファンクラブ会長のMichael Thom、内田篤人、副会長のJonas Böckmann、Lars Kornetka、メディア担当のDirk David、会計担当のJosef Dickgreber(前方)。


満員となったFölsener Berghalle(※訳者注:会場ホール名)での午後は楽しく過ぎていった。48時間前に日本から飛んで来たばかりという内田篤人は、周辺の全地域からやって来た(Fan-Clubs Daseburg、Höxter/Warburg、Diemelからの参加者も)ケーニヒスブラオサポーターの前に上機嫌で姿を現した。

Dirk Davidが司会を務めるトークショーで、このサイドバックの彼はまず実生活やサッカー選手としての目標設定について詳しく語った。通訳のカヤヌマミドリを通した回答は何度もファンをにやりとさせた。四輪で速い日本人は何もF1レーサー小林可夢偉だけではなく、内田もまたアクセルペダルを踏むのが好きなのだという。フェアプレーをするディフェンダーの彼は、ブンデスリーガではまだ一度も出場停止に近付いたことすらないが、運転席では短いタイムアウトを与えられてしまったほどだ。

彼にとってこれまで対戦した選手で最も強かったのはフランク・リベリーとヴェスレイ・スナイデルで、シャルケでの右サイドのパートナーであるペルーのジェフェルソン・ファルファンがチームメイトでは最高の選手だという(内田:「だからジェフは僕より稼いでもいるんです。」)。

内田篤人は、大勢出席していたサッカー選手の卵たちに、どれだけ練習に夢中になっても学校のことは疎かにしないようにとアドバイスを送った。続くシュートゲーム(※訳者注:壁に開いた穴にボールを蹴り入れる。Torwandschießenで画像検索)では、内田は子どもたちにごく自然体で接した。彼がその後サインや写真攻めにあったのも当然だろう。

Lars Kornetkaは、シャルケコーチングスタッフの仕事の興味深い一面を紹介した。フーブ・ステーヴェンス率いるチームの練習にまで録画と分析が行われていることにフェルゼンのサッカーファンからは驚きの声も。また、相手がMSVデュイスブルクのようなチームであっても、インテル・ミラノやマンチェスター・ユナイテッドのようなトップクラブの時と同様に、試合前の段階で徹底的に調査するのだということも関心を呼んだ。




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