2015/04/14

WAZの内田篤人の記事

Was hat "Uschi" eigentlich getan, dass er nicht mehr spielt? Habt ihr eine Erklärung?

Posted by WAZ auf Schalke on 2015年4月14日

システム変更――それでも「オフサイド」の内田
http://www.derwesten.de/sport/fussball/s04/uchida-auf-schalke-nur-noch-im-abseits-id10564089.html


ゲルゼンキルヒェン。 シャルケの人気者、内田篤人はロベルト・ディ・マッテオの指揮下ではどうも分が悪い。ダービー後は先発を外れ、控えにとどまっている。

試合後にいつも一番乗りでロッカールームから出てくる内田篤人。この小柄な日本人の彼ほどシャワーが短い者はシャルケにはいない。もっとも、数週間前から『ウッシー』は試合後のシャワーもなしで済ませているかもしれない。内田篤人は3月10日を最後にただの1分もシャルケでプレーしていない――ロベルト・ディ・マッテオのもとで蚊帳の外に追いやられているのだ。疑問がそろそろ頭から離れなくなってきた。なぜ監督はこの右サイドバックをここまで無視するのだろうか。

2月28日、ドルトムントでのダービーの屈辱を最後に、内田はレギュラーの座を失った。その後の試合出場はたったの2回。勝利を収めたホッフェンハイム戦では、累積退場の恐れがあったクリスティアン・フクスとの交代で、マドリードでの4-3の大勝利の際には、残り時間9分というところでピッチに入った。ディ・マッテオはトランキーロ・バルネッタに託すことが多く、それは長期間採用してきた3-5-2システムにおける戦術的な要求なのだと説明した。「バルネッタは」つい2週間前のことだ。「そこで内田よりも攻撃的なバリエーションとなる」。当時ならそれも十分に納得がいく。3-5-2システムにおける中盤のサイドは、攻撃面でもっとプレスをかける必要があるからだ。

ファルファンとの強力なコンビ
しかし、ディ・マッテオは最近の1.5試合で4-2-3-1システムに戻しており、そこでもなお内田にポジションを与えていない。ベネディクト・ヘーヴェデスというベテランのセンターバックを右サイドバックの位置に据えたのだ。これは驚き不思議がられるのも無理はない。ジェファーソン・ファルファンが元気に復帰しているのだからなおさらだ。このペルー人の攻撃的プレーヤーとともに、内田は何年も完璧に息の合った右サイドを形成してきた。ファルファンが負傷していた冬に内田はこう言っていた。「ファルファンはピッチでの僕のパートナー。彼がいないときはすぐわかる」。そのファルファンがいる今、内田はピッチの外にいる。

じきにディ・マッテオもこのコンビの実力がわかるだろう――頭の切れる戦略家で通っている彼のことだ。しかし、このイタリア人の彼には彼なりの考えがある。それゆえに監督に呼ばれているのだから。ところが、ディ・マッテオ就任後のシャルケで、これまで目に見える成長をした選手はほとんどいない。最も伸びたのはリロイ・ザネかもしれないが、19歳としては特に珍しいことでもない。それに、ザネは危機的なメンバー状況の中でチャンスをもらっていたのであり、先日のフライブルク戦ではメンバー入りすらしていない。トランキーロ・バルネッタとクリスティアン・フクスは確かにディ・マッテオ就任でアドバンテージを得たが、それも3-5-2システムあっての話だ。一方で、この半年間に調子を落とした選手は数人いる。例えばマックス・マイヤーやケヴィン=プリンス・ボアテングだ。そして内田も今のところ全く活躍の場が与えられていない。

『ウッシー』は日本人ファンの人気者であるだけではなく、この数年間シャルケでレギュラーに定着していた――2010年からの全監督の指揮下で。ケガで休養するまで、特にここ数シーズンは戦術面で成長してきた。9月に復帰を果たし、その後まもなくシャルケでの契約を2018年まで3年延長した。ディレクターのホルスト・ヘルトはその喜びをこう語っていた。「長くクラブに留まってくれる選手をもう一人、という我々の目標が叶った。篤人という、とてつもなく頼りになり、長期にわたって変わらぬレベルでプレーしている選手を」

それもダービーまでだった。以来、彼はレギュラーの座を失っている。

Manfred Hendriock



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kickerの内田篤人の記事

シャルケ:ダービー大敗後は圏外に

内田のひそやかな降格
http://www.kicker.de/news/fussball/bundesliga/vereine/624925/artikel_uchidas-stiller-abstieg.html


0-3に終わったドルトムント戦以降、ケヴィン=プリンス・ボアテングがシャルケの先発メンバーに名を連ねることはなくなった。これは何週間も前から取り上げられている話であり、かつての『リーダー』は、試合に出ていようがいまいが評価が二分する。一方で、まさにひっそりと――まさに同じくダービーの大敗後に――もう一人のシャルカーがレギュラーの座に別れを告げていた。右サイドバックの内田篤人。23節以降は途中出場が一度あったのみだ(3-1のホッフェンハイム戦)。

写真キャプション:わずかな途中出場――内田篤人はロベルト・ディ・マッテオ指揮下ではベンチに甘んじる

この日本人の彼にとってはまったく新しい経験だろう。2010年夏にフェリックス・マガトによりシャルケに移籍して以来、その信頼性と献身性はこれまでの監督全員に高く評価されてきたからだ。マガトだろうがラルフ・ラングニックだろうが、はたまたフーブ・ステーヴェンスだろうがイェンツ・ケラーであろうが――実際この『サムライ』は、これらの指揮官たちのもとで常にレギュラーに「定着」してきた。

戦術上の欠点とセンタリングの弱点ゆえに、当初は長らく評価が定まらなかった内田だが、時とともに観客の心を掴んでいった。ファンたちは彼のたゆまぬ向上心、そして何より控えめで謙虚ながら愛想の良い物腰を買った。彼の態度というのは、この業界では際立って好感度の高い人だという印象を与えるのだ。

なぜ内田は現在ディ・マッテオ指揮下でお払い箱になっているのか。これは一見しただけではわかりにくい。確かにドルトムント戦での内田の出来は、期待外れなチーム組織全体に完全に一致するものであった。しかし、だ。kickerによる採点の平均は3.29と、彼は今季のシャルケで最高のフィールドプレーヤーだといえる。ディ・マッテオはそれでも3-5-2システムでトランキーロ・バルネッタを起用したのだ。「攻撃的なオプションとなる」からと。

内田に代えてヘーヴェデス――プレーでのサポートを得られないファルファン

理由がそれなら納得もいく。だが、先週土曜日のフライブルク戦で4-2-3-1フォーメーションに戻したにもかかわらず、内田が引き続きベンチを温めていたのは驚きだった。再び先発に戻ってきた右ウィングのジェファーソン・ファルファンとは、何年も前からすばらしく息の合ったコンビを形成していただけになおさらである。今回ベネディクト・ヘーヴェデスというベテランのセンターバックが右サイドバックとして出たことで、ファルファンの影響力もいくらか失われてしまった。必然的にプレー時のサポートが得られなかったからだ。このことが近く内田のチーム復帰に繋がるかどうかは、待ってみなければわからない。

確かなのは――右サイドバックのスペシャリストをもう1人獲得する、これはホルスト・ヘルトディレクターの移籍関連業務の中で最も緊急を要するものの一つだということだ。2018年まで契約のある日本の彼が今後ディ・マッテオのもとで得る評価の如何にかかわらず。

Thiemo Müller



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