2016/11/01

WAZの内田篤人の記事

内田
不運のシャルケ内田篤人に大きな進歩
http://www.derwesten.de/sport/fussball/s04/schalkes-pechvogel-atsuto-uchida-macht-riesige-fortschritte-id12323364.html


2016年11月1日 23:55

写真キャプション:まもなくシャルケのチームに復帰か。内田篤人

ゲルゼンキルヒェン。シャルケの観客の人気者、内田篤人は何か月にも及ぶひざのトラブル以来、これまでにないほど良い状態になっている。日本人の彼が最後に試合に出たのは、もうずっと前のことだ。

これはシャルケのマルクス・ヴァインツィール監督が近いうちに新加入選手を自軍の病院から獲得するようなものかもしれない。内田篤人は長い苦難の時期と何度かの再発を経て、練習場で大きな進歩を遂げている。

動き続ける日本人の彼の右ひざは負荷に耐えている。「実際のところ、内田の様子は非常に良い。現在のような状態はけがをして以来初めて」。内田のここ数週間の診察予定やリハビリ処置をしっかりと管理してきたシャルケのスポーツディレクター、アクセル・シュスターは喜ぶ。

だが、この右サイドバックはあと数日辛抱して待たなくてはならない。ブンデスリーガのホーム戦、対ヴェルダー・ブレーメン戦(日曜17:30からSkyにて放送)が終わってからの代表戦による中断期間中に、ケーニヒスブラオ(※訳者注:シャルケのこと)の不運な彼は次のステップに進む予定だ。現役終了の恐れがあるとの恐ろしい知らせが駆け巡った直後、良好な結果が得られた10月上旬のMRI検査の後に、スポーツ部門責任者クリスティアン・ハイデルはチーム練習への合流までに「4週間から6週間」かかると話していた。つまり内田篤人はベストなスケジュールで進んでいるのだ。

内田がシャルケで最後に試合に出場したのはずっと前

「篤人を完全に構想に入れることができるようになるまで、もうそれほど時間はかからないだろう。そうなればもう何も気を遣う必要はない。そこまで来れば、内田はすべての練習メニューに参加できるようになる。今は我々もまだ少し慎重で、練習によっては彼を外すこともあるので」とアクセル・シュスター。

二度のワールドカップに参加している内田が最後にブンデスリーガの試合に出場したのは、もうずっと前の話だ。2015年3月7日、“ウシー”は3-1で勝利したホームでのTSGホッフェンハイム戦の前半35分に、すでにイエローカードが出ていたマルコ・ヘーガーと交代で入った。続くヘルタBSC、バイエル・レバークーゼン、FCアウクスブルク、SCフライブルクとの試合でもチーム18人の中にメンバー入りしていたが、ウォームアップだけで終わった。膝蓋腱の問題が持ち上がったのはその後だった。内田は昨年4月から今日までブンデスリーガ49試合を欠場している。日曜日のブレーメン戦は、彼にとっては悲しく切りのいい記念日になる。

これからこのファイターが再び目指すのは、6年前に鹿島アントラーズから連れてこられた当時と同じ――痛みがない状態でサッカーをすることだ。1月初旬から始まるシャルケの冬のトレーニングキャンプは、内田にとって次の大事なステップになるかもしれない。特にプレッシャーがあるわけでもない。28歳の彼の就業証明書はシャルケで2018年6月まで有効なのだ。

Thomas Tartemann


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