2014/10/19

WAZのフクスインタビュー

フクス
シャルケの練習に行くのも大変だったクリスティアン・フクス
http://www.derwesten.de/sport/fussball/s04/christian-fuchs-quaelte-sich-zum-schalke-training-id9944826.html


写真キャプション:クリスティアン・フクスはサッカーへの意欲を取り戻した。写真:imago sportfotodienst

ゲルゼンキルヒェン。 土曜日のヘルタBSCベルリンとのホーム戦(18時30分)で、シャルケでのロベルト・ディ・マッテオ指揮下の時代がいよいよ始まる。「僕にとっては新たなスタート。自分を出していくつもり」とオーストリア人のクリスティアン・フクス。このインタビューでは監督交代の話題ではなく、シャルケにおける役割について迫る。

クリスティアン・フクスさん、今もなお自分がシャルケで試合に出ていると2か月前に思っていましたか

クリスティアン・フクス:メディアでは移籍話が実際よりはるかに大きく伝えられていましたが、そこまではっきり具体的な話はなくて。今は僕もそのことに興味はありません。ここにいて、再び試合に出ているから。記事の見出しはこれでどうですか――『死んだはずの人間、生き長らえる!』(笑)。

では、けが人が多数いるという理由だけで自分が出場できていることは気にしていないと

フクス:シャルケは補強としてデニス・アオゴという新しい選手を獲得したわけで、シーズン前の僕の立場はベストではありませんでした。正直、数週間前でも自分がこれほど試合に出ることになるとは予想していませんでした。でもひとつはっきりしているのは、青と白が自分のカラーである限り、僕はシャルケのために全力を尽くすということです。

昨シーズンは膝を痛めていましたね。試合には出たり出なかったりで。何がどうなっていたのですか

フクス:第3節のハノーファー戦で痛めてしまいました。治るだろうと思っていたのですが、そうはいきませんでした。状態が良くないのに、プレーするというミスをしたからです。ただでさえ離脱している人が多かったし、みんなの力になりたかったんです。僕はちょっとしたことでマッサージベッドに横になって愚痴を言うタイプではありませんし。結局あんなに先、3月まで手術を延ばしてしまったというのは、完全なミスジャッジでした。

現役生活の中でも最も厳しい時期だったのでは

フクス:間違いないですね。計8か月間、かろうじて乗り切ってきた状態だったので。達成感をちょっと味わうと、おっ、いけるじゃんと思うわけですよ。するとその2、3日後に再び痛い目を見て、すべておしまい。サッカーがあの時期はもう楽しめなくなっていました。ほとんど動けなくなっていて。練習前から考えていましたね――今度はどんな苦しみが?と。

今はすっかり痛みもなくなりましたか

フクス:(笑)そんな人がいるのか、プロサッカー選手に聞いてみてくださいよ。誰も見つからないですよ。でも今はまたサッカーに対する意欲がしっかり持てるようになっています。

あなたは最も辛口評価を受けてきた選手の一人です。攻撃では効果的な仕事をするが守備はめちゃくちゃだ、と嘆く声があることはご存じですか

フクス:ドイツに来て以来耳にしていますよ。それに対して冷静でいられるようになりましたし、その声を完全に静められるほど、自分のプレーを劇的に変えることはもうできないかなと思います。もちろん守備をもっと安定させようと自分でも心していますが。

シーズンが終われば契約は切れます。その後はシャルケに残るのか、それとも移籍になるのでしょうか

フクス:僕にとって大事なのは今現在だけ。試合にまた出られていることがうれしいです。学習したことがあるとすれば、予想は控えた方がいいということ。サッカーにおいてはすべてがすぐに変わっていくもの。だから先を見ても何もならないんです。


Heiko Buschmann



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