2012/10/14

Medienhaus Bauer提供のノイシュテッターインタビュー

地方紙Ruhr NachrichtenホームページRuhrNachrichten.de等に掲載されているMedienhaus Bauer提供記事(2012年10月14日付)

インタビュー
ノイシュテッター:「長く才能に頼りすぎた」
http://www.ruhrnachrichten.de/sport/schalke/news/art15837,1794491


ゲルゼンキルヒェン。来た、見た、FCシャルケ04ですぐさま不動の存在になった:ローマン・ノイシュテッターはFCシャルケ04の守備的ミッドフィールダーにもはやなくてはならない選手である。どうやってこの24歳の新加入選手はこれほど早くケーニヒスブラオ(※訳者注:シャルケのこと)に馴染むことができたのか。Medienhaus Bauerのインタビューで本人が明かした。
Frank Leszinski

(写真キャプション)
沸き上がる喜び:シャルケ04でのリーグ戦初ゴールを決め、ベネディクト・ヘヴェデスの祝福を受けるローマン・ノイシュテッター(右)。写真:Torsten Janfeld


おめでとうござい……
何がですか?

あなたは今シーズンの公式戦の出場時間をまだ1分も逃していない唯一のシャルケプレーヤーなんですよ
(笑)それはうれしいですね。そこまで意識していなかったので。こんなにうまくいくとは考えられませんでした。体を壊さず、この調子で引き続きやっていけたら。

メンヒェングラートバッハからシャルケへの移籍はかなり早くに、2011/2012シーズンのウィンターブレイクにはすでに決めていましたね。なぜですか
ボルシアのルシアン・ファブレ監督との関係は昔も今もすごくいいです。たくさん話し合いましたし、正直でいてくれと監督にはいつも言われていて。その助言に従いました。余計なプレッシャーは望むところではなかったし、それで自分の決断を早めに公表したのです。

グラートバッハファンの反応は
初めはかなり難しい状況になりましたね。でもリーグ後半戦でチームがすごくいいスタートを切ったことで、ファンの失望もすぐに吹き飛びました。

ファブレ監督は、あなたの退団をダンテとロイスのそれと並んで大変残念がっていました。このトリオは替えが利かないのだと。グラートバッハの成長を考えるとその通りだったのでは……
はい、すごく息の合ったチームだったし怪我人もいなくて。これがすごくポジティブに出ました。グラートバッハの行方は引き続きしっかり見守っていきますよ。ホームのフランクフルト戦はスタジアムで見たのですが、勝ったのですごくうれしかったです。早くチームが昨シーズン終えたところから再スタートを切れるといいなと思います。

シャルケへの移籍の決め手になったものとは
シャルケは大きなクラブで、ここ数年は国際大会の場でもいい役割を果たせることを証明しています。僕は自分のキャリアで次のステップを踏み出したかった。マインツに3年、グラートバッハに3年、そして今シャルケにというわけです。

移籍してから目覚ましい活躍を見せていますね。ここでのあなたのプレースタイルといえば、非常に多い運動量。余計な負荷がかかるのにそれをフルシーズンやり通せますか
僕らは開幕前の準備期間に、全3大会…リーグ戦、DFBポカール、チャンピオンズリーグに向けたコンディション作りをしっかりやってきました。僕にとって最後に大事になってくるのは、試合のない日に体をしっかり回復させること。それには十分な睡眠ときちんとした食事が必要です。

中盤のボランチとしてプレーするのが一番好きなのですか
はい、そう言えますね。僕の好きなポジションです。

今までずっとこのポジションでプレーしてきたのですか
そこだけではないです。マインツ05のユースとその後のセカンドチームでは、セントラルミッドフィールダーで攻撃的にもやっていました。

目を引くのが、あなたのポジショニングの上手さです。スライディングタックルをよくやるタイプのプレーヤーではありませんよね。そういうのは習って身につくものなのでしょうか
僕はゲームを読むようにしています。自分たちが前へと攻撃している時も、相手チームにとってボールロストの際にどこにスペースが生まれそうなのか、つまりどこを埋めなければいけないのかを常に見ています。この能力は経験によって培われるものです。それと他の試合を観る時もいろいろ学び取ろうと心掛けています。

それでもサッカー面での成長が本格的に加速したのは昨シーズンになってからですよね。その理由は
初めて家を出て、きちんと自立したのがグラートバッハでした。マインツでは試合にもそれほどたくさん出られていなくて、それでさあメンヒェングラートバッハではすぐレギュラーになってやるぞと思ったのかもしれません。それが僕の出発点でした。その後は自分の才能に頼る時期が長すぎたのですが、それではブンデスリーガでやっていけません。できることをしていなかったんです。グラートバッハでの1年目が終わって2部にレンタルで行く道もあったかもしれませんが、僕はどうしても自分がブンデスリーガでやっていけることを証明したくて。

それから
ちょっとしたことが成功と失敗を決めることもあると学びました。

例えば
プロ選手らしく生活すべきだということ。つい侮られがちですけど。次の日が一部練習だけだとしても、毎晩遊びの予定を入れるのは良くないかと。

お父様はマインツ05の元ブンデスリーガ選手としてどんなアドバイスをされたのですか
父親がアドバイスをするというのも、なかなか難しいですよね。今ちょうど弟がそうなんですけど。父が手を貸そうとすると、いつも機嫌が悪くなるんです。若いうちは好きにやりたいもの。でも外部からの手助けがなければうまくいかない。そのことが僕にはわかりました。

グラートバッハとシャルケ、最も大きな違いはどこにありますか
シャルケでは全てが一回り大きいです。チーム内の競争、ファン文化や期待値もそうです。でもサッカーそのものは変わりません。

メディアの役割は
(笑)僕の需要はここではまだそこまで多くはないです。でもそれともうまく付き合っていけますよ。僕はどちらかといえば平穏を好むタイプ。大事なのは、自分を歪められないようにすること、ありのままでいることです。

ご自身について書かれているものは全部読んでいますか
いえ。家に籠もって他人の採点を見ることはありません。自分のパフォーマンスは自分でちゃんと評価できます。

あと1週間弱でBVBのところでダービーが行われます。この試合が持つ価値はご存知ですか
ドイツ最大のダービーです。ヴォルフスブルクとの試合でも、ファンの心はすでにダービーに向けて準備をしていました。ドルトムントを絶対に打ち負かせとたくさんのサポーターから言われました。この地域の緊張が日に日に高まっているのがわかりますよね。

現時点での状況からすると試合の展望はいかがですか
BVBはすばらしい一団ですが、こういう試合においてはどちらが優勢かは言えません。前にドルトムントが1位だったとか、シャルケが4位だったとかは全く関係ない。試合を決めるのは、ピッチ上での90分間の両チームの状態だけです。

あなたにとってこの初ダービーは、マインツで指導を受けたユルゲン・クロップ、そしてグラートバッハで一緒にプレーしたマルコ・ロイスとの再会の場でもあります。連絡はまだ取り合っているのですか
マルコ・ロイスとはほとんど毎日電話しています。いまだに付き合いは深いです。

ロイスと試合結果について賭けは
していますよ。詳しくは代表戦が終わってから決めようと。

代表というキーワードが出ましたが:ドイツ代表監督のヨアヒム・レーヴから連絡が来たことはありますか
いいえ。覚えておいてください、僕は今シャルケ04のことだけに集中しているんです。引き続き自分のパフォーマンスが出せるなら、もちろん代表の話が出てくるかもしれないと期待することになるでしょう。でも現時点で代表監督との接触はありません。

フーブ・ステーヴェンス監督とはうまくいっていますか
監督はチームの首脳です。デュッセルドルフ戦とモンペリエ戦の後はすごくいい分析をしていました。僕らはそれを理解し、ミスから学びました――ヴォルフスブルクとの試合がはっきり示したように。




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