2014/08/23

Die Weltのヘーヴェデスインタビュー

ヘーヴェデス - 「ハゲているのはいい気分ではない」
http://www.welt.de/sport/fussball/bundesliga/fc-schalke-04/article131496939/Hoewedes-Ich-fuehle-mich-mit-Glatze-nicht-wohl.html


ベネディクト・ヘーヴェデスがW杯で最も感動的な瞬間を味わったのは決勝の舞台だった。インタビューではFCシャルケ04での目標、そして植毛後に得られた自信について語った。

Lars Gartenschläger

写真キャプション:ベネディクト・ヘーヴェデスはユース時代からFCシャルケでプレー。ゲルゼンキルヒェンのチームでこれまでリーグ戦166試合に出場、8ゴールを決めている
写真:pa/Sport Moments/Rehbein


彼の躍進はW杯最大のサプライズの一つだった。サッカードイツ代表チームがブラジルでタイトルを獲りに行くにあたって、あの活躍を計算に入れていた人はおそらくいなかっただろう。しかしベネディクト・ヘーヴェデスは、大会の最後にはマヌエル・ノイアーと同じく全試合にフル出場した唯一の選手としてピッチに立っていた。それも、センターバックの選手にとっては慣れないポジション――4バックの左で。FCシャルケ04所属の26歳は、常に満点で仕事を果たしたわけではなかったものの、最後には全批評家の言っていたことはでたらめだったと証明してみせた。ワールドチャンピオンは自信を持って新たなシーズンを迎える。

Die Welt:ヘーヴェデスさん、シャルケはDFBポカール1回戦でディナモ・ドレスデンに敗れました。良いスタートだとは言えないのでは

ベネディクト・ヘーヴェデス:ええ、3部リーグのチームに負けて大会を去るというのは、うまくいかなかったということ。でもリーグ戦では軌道修正していきます。僕らの目標はチャンピオンズリーグの出場権。順位争いは厳しいので、ハノーファーの開幕戦では変わったところを見せないといけません。

Die Welt:ドレスデン戦を欠場しましたね。キャプテンでありワールドチャンピオンでもあるあなたには期待がかかるのでは

ヘーヴェデス:W杯が終わって、高いモチベーションで新しいシーズンに向かっているし、チームの安定のために何でもするつもりです。でも総合的に問われるのはチーム全体であって、ピッチに立つ11人がうまく機能しないと。

Die Welt:ワールドチャンピオンの気分は

ヘーヴェデス:信じられないようなすばらしい気分です。おめでとう、すばらしい夏をありがとうと、この数週間たくさんの人に言われました。ブラジルでは本当に特別なことを成し遂げたんだなと。

Die Welt:W杯ではどの場面が特に記憶に残っていますか

ヘーヴェデス:決勝戦ですね。マリオ(・ゲッツェ:編集部より)のゴールは救いのようなものでした。彼が決めてすぐ涙があふれてきたぐらい、すごくうれしくて。あれでW杯のタイトルにぐっと近付いたわけです。一気にプレッシャーから解放されて、アドレナリンが大量に噴き出して――想像を絶する瞬間でした。一生忘れないと思います。

Die Welt:優勝後、多くの選手がキャンプ地カンポ・バイアで活力が生まれたと話していました。ご自身ではどうお感じになりましたか

ヘーヴェデス:あの宿舎は格別でした。様々なコテージに住んで、かつ各自スペースを持てたのが良かったと思います。各コテージにリビングルームがあって、それぞれ独自のものが備え付けられていました。ビリヤード台だったりプレイステーションだったり。そのおかげでお互い行き来がありました。でも、一番大きな役割を果たしていたのは食堂だったのではないかと。ほとんどの人とはそこで顔を合わせていました。一人で落ち着ける場があるというのも大きかったです。

Die Welt:ブンデスリーガの日常ではライバルの、ミュンヘン、ドルトムント、シャルケのメンバーが仲良くやっていたほど、雰囲気は良かったように見受けられましたが

ヘーヴェデス:そうですね。各自が自分の気分と好みを優先しないようにしていて。自分勝手な人はいなかった。みんな代表チームと共通の目標のことだけを考えていました。これが成功の決定的な鍵になったと思います。

Die Welt:ケヴィン・グロスクロイツとバスティアン・シュヴァインシュタイガーに友情が芽生えたのはその象徴でしょうか

ヘーヴェデス:そう言っていいんじゃないですか。うまく続いていくかはこれからの話ですけどね。でも、普段はライバルの二選手が急にあれだけ仲良くなるというのは、凄まじい説得力があると思います。彼らはそれを実現した。いいことだと思います。

Die Welt:タイトル獲得で周りの反応も変わりましたか

ヘーヴェデス:もちろん。すごく敬意を払ってもらっているように感じます。ドイツのタイトル獲得に自分も大きな貢献をしたんだなと。全試合に出て、それも慣れないポジションでプレーして。そこが認められたと感じています。自分への期待値もまた高くなっている。僕自身満足してしまってもいないし、今もハングリーです。

Die Welt:ご友人の反応はいかがですか。うやうやしくなったりとかは

ヘーヴェデス:それはないです。喜んでくれています。関係は何も変わっていません。共に過ごしてきたことが僕らを結び付けているので。W杯のタイトルで変わるものは何もないです。

Die Welt:あなたはマヌエル・ノイアーと同様に全試合フル出場でピッチに立ちました。一方で、最も批判にさらされた選手の一人でもありました

ヘーヴェデス:僕の境遇はチーム全体のそれと同じようなものでした。常に上がっては下がって。僕は代表監督の意見に意識を集中させるようにしていました。監督の意見が自分にとっては大きかったです。監督は僕のパフォーマンスに常に満足してくれていましたし。もちろん振り返れば100%の満足がいつもできるわけじゃない。でも、まったく慣れないポジションでのプレーだという点を考慮することもなく批判されるというのは、残念だなと思っていました。

Die Welt:フェリックス・マガトやアンドレアス・ブレーメのような批評家たちから謝罪の言葉などはありましたか

ヘーヴェデス:いえ。その必要もないです。言い分は人それぞれ。僕も根に持っていませんし。タイトルホルダーの自分にはその理由がちゃんとある。やってきたことはあまり間違っていなかったと思っています。間違いどころか正解がとても多かったんだと。

Die Welt:W杯に向けた準備期間のスタートは、あなたにとっては決して最高とは言えないものでした。その前までは長期負傷。そして南チロルの合宿ではコマーシャルイベントで事故が発生。休暇中の旅行者をはね、けがをさせた車に同乗していました

ヘーヴェデス:調子が出てくるまで時間はかかりましたが、常に一生懸命やって、代表監督に頼れると思ってもらえるようにしました。このW杯でプレーすることは、人生の大きな夢だったんです。そのために全力を尽くしました。それがヨアヒム・レーヴの目に留まった。僕を左でプレーさせるのは彼のプランでした。監督から初めてその話があったのはカメルーンとのテストマッチの前で。最終的にはそれがうまくはまりました。監督がこれほど大きな信頼を寄せてくれたことに感謝しています。

Die Welt:事故については

ヘーヴェデス:あれはとても不幸な結果になってしまった出来事でした。関係者、重傷を負った方を本当に気の毒に思います。同乗していた僕はあのとき何も阻止できなかった。事故後の応急処置はしましたが。事故のことはもちろん心に引っかかっていましたが、メディアで言われていたような、夜眠れないということはなかったです。心理士のところに何時間もいたということもありませんでした。そういうサポートは用意してもらいましたが、僕は自分で正面から向き合って消化しました。

Die Welt:このようなW杯優勝の後には欲が生まれるもの。ヘヴェデスさんの未来図はどうなっているのですか

ヘーヴェデス:僕に興味を持ってくれているクラブがいくつかあるようだというのは、言われている通りです。W杯で優勝すれば当たり前のことなのかもしれません。僕にはシャルケの居心地がとても良くて――それも13年前から。クラブにはすごく恩義を感じています。それでも、いつか海外に移籍する考えもあることは前から言ってきました。新しい経験を積んで、新しい文化や言葉に触れてみたいんです。いつが潮時なのかは言えません。でも人生の中で叶えたいと思っています。

Die Welt:この夏はいろいろな意味で注目を集めました。特に植毛に関しても

ヘーヴェデス:わりと短期間に髪がすごくたくさん抜けてしまったのが悩みでした。まだ26歳だし、自分はハゲがすごく似合うタイプではないと思うんです。人を見ていいなと思うことはあるけど、自分の場合は気分が良くなくて。気になっていたので植毛することにしました。手段が存在するならそういうことをするのに僕は大賛成だし、恥ずかしいことだとも思いません。それでまたいい気分で道を歩けるようになるなら、なおさらです。




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2014/07/20

WAZのケラー監督インタビュー

ケラーインタビュー

シャルケ監督イェンス・ケラー、将来について語る
http://www.derwesten.de/sport/fussball/s04/was-schalke-trainer-jens-keller-ueber-seine-zukunft-sagt-id9615026.html


 ゲルゼンキルヒェン。 トレーニングキャンプを前に、シャルケのイェンス・ケラー監督がゴルフにかける情熱、そして新シーズンの展望をロングインタビューで語った。今のところスターはこれ以上必要ないというその理由は。

いよいよ今日から始まる。シャルケ04は荷造りをして、キーム湖畔にあるゴルフリゾート・アーヘンタールにキャンプを張る。しかし、イェンス・ケラー監督がゴルフ場に現れることはなさそうだ――ハンディキャップ14.2と、ゴルファーとしてなかなかの腕を持つ彼だが。

ケラーさん、ゴルフはほんの一打で多くを得られ、はたまた全てを失う可能性もあるものです。あの瞬間に自分を支配するのは――失敗の恐怖でしょうか、それとも勝利の欲望でしょうか

イェンス・ケラー: ゴルフは私にとっては気分転換、リラックスするためのもので。恐怖だなんて……。ボールにうまく当たってほしいと思ってもいつもうまくいかない。ゴルフほど謙虚さを求められるスポーツはないですね。

ではサッカーの場合はどんな感情が

ケラー: そりゃもちろん勝ちたいという気持ちですよ。恐怖心があったら絶対ベストは出せません。

監督として初めてプレシーズンの指揮を執った昨年の夏に比べてシャルケはどうですか

ケラー: チームとして成長したし、若い選手たちを伸ばすことができた。怪我をしていた選手たちが戻っていくつかのポジションが修正された。このことからも前向きにシーズンに入っていけます。しかし、去年も開幕前は皆気分が高揚していたのに、前半戦は思っていたようにはなりませんでした。

当時は新顔も多かったですよね。マックス・マイヤーとレオン・ゴレツカが若き才能として、ペーター・ヘルマンが新しいコーチとして。これまで作り上げてきた上に今後は築いていけるのでは

ケラー: それが目標ではありますが、それには選手たちも吸収していかなければいけません。例えば昨シーズンのセアド・コラジナック。半年間とてもいいプレーをしていたのに、休暇を挟むとそれほど順調とはいかなくなりました。彼は若かったし、これでまた気がついたわけです、すでに自分の強みとなっていることにも何度も取り組んでいく必要があるのだと。同じ状況に今マックス・マイヤーとレオン・ゴレツカが直面しています。二人は特に後半戦が好調でしたが、そこに胡坐をかくのは禁物です。

しかしその若手の選手たちがポジション争いのさらなる激化をもたらしたのでは

ケラー: 確かにポジション争いは厳しくなりました。しかし忘れてはならないのは、開幕からの数試合にまた5選手が欠場する可能性もあるということです。ゴレツカとファルファンは怪我をしており、ヘヴェデス、ドラクスラー、フンテラールが休暇を終えて合流するのはかなり遅く、ほとんど準備ができません。

それでもなお贅沢な悩みを抱えていると言えるのではないでしょうか。ヘヴェデスは左サイドバックとしてワールドカップで大きな賛辞を得ました。しかしこのポジションにはコラジナック、アオゴ、そしてフクスと、より適性のある選手が3人も揃っており…

ケラー: これまで贅沢な悩みとはほとんど無縁だったので――こういう状況になればそんな話もできるんですね。

でもヘヴェデスはここでは左サイドバックでプレーすることはないと

ケラー: ええ、ワールドカップでは見事にこなしていましたが、彼はセンターでやる方が強いと思うので。左は他の選択肢もありますしね。

右は内田しか本職のディフェンダーがいません。なぜ代わりとなる選手を獲らなかったのですか

ケラー: それより若手に賭けたいからです、例えばユースでその位置でよくプレーしていたアイハンのような。ではどんな選手を探せばいいのでしょう。若い選手が必要?それならうちにいます。経験豊富なベテラン選手?それなら内田というすごくすごくいい選手がいるし、それより上の選手を獲ってくることは難しいでしょう。

新しい選手を獲得するとなると、その問題は全ポジションについて回るのでは。そもそも補強は必要なのでしょうか

ケラー: 退団する者がいればそれもあるかもしれませんが、今のところメンバー状況には満足しています。これ以上誰も出て行かなければ、動く必要はないとみています。プレシーズン終了まではあれこれ考える選手もいるでしょう。


シャルケ監督のケラーがボアテングに動じない理由
http://www.derwesten.de/sport/fussball/s04/warum-schalke-trainer-keller-bei-boateng-hart-bleibt-page2-id9615026.html


シドニー・サムでドイツ代表も1選手獲得したことになります。負傷中のファルファンの役割を引き受けられるのでしょうか

ケラー: それを示してくれるはずです。すごい能力を持っていることは特に去年の予選で証明済みですが、バイヤー・レーヴァークーゼンはシャルケとは異なるクラブ。クラブに慣れ、自分が何たるかをここでも見せる必要があります。

ファビアン・ギーファーにとってはもっと厳しいものになるのでは。ラルフ・フェアマンとポジション争いをしろと本気で呼びかけるのですか

ケラー: 後半戦の抜群の出来でラルフが現時点でリードしているのは当然ですが、彼だって過去の成績に甘んじているわけにはいきません。

エリック・マキシム・チュポ=モティングには何を期待しますか。ツートップという可能性も生まれるのでは

ケラー: それもありますね。フンテラールとは異なるタイプの選手で、大変なスピードといい技術を持っています。チュポ=モティングで選択肢が増えたということです。フンテラールが出られない時もそうですが、ツートップでプレーする場合もそうです。それに彼はサイドでプレーすることもできます、マインツでやっていたように。

攻撃陣の選択肢はたくさんありますが、ケヴィン=プリンス・ボアテングもこれからはまたトップ下でプレーしたいと言っています。何か問題は

ケラー: いえ。彼は昨シーズンの後半戦でもいつも言ってましたからね、監督、また前でやりたいです、と。それでもボランチでプレーし、よくやってくれていました。大会が3つあるので(※訳者注:リーグ戦、カップ戦、チャンピオンズリーグのこと)、必ずまたローテーションの必要が出てくるでしょう。


シャルケ監督ケラーの将来は
http://www.derwesten.de/sport/fussball/s04/was-schalke-trainer-keller-ueber-seine-zukunft-sagt-page3-id9615026.html


今回のオフ期間中に他のクラブ(※訳者注:複数形)からあなたへの問い合わせがあったとスポーツディレクターのホルスト・ヘルトが言っていました。シャルケを去るという考えはあったのでしょうか

ケラー: 全然。このことについてコメントするつもりもありません。1年半ここで自分はまあよくやってきたのではないかと基本的に思っています。他でもそう受け取られているのかもしれませんね。

シャルケがマインツ監督のトーマス・トゥヘルと話し合いを持ったことによる影響はまだ何かしらあるのでしょうか

ケラー: いいえ、全く何もありませんよ、そのニュースが広まった時点ではその話はクラブから出たわけではありませんでしたから――外部が膨らませたものであって。

クラブが冬にトゥヘルと接触したのですよ、メディアではなく

ケラー: それに私は常に事情をしっかり知らされていたのですよ、ホルスト・ヘルトは冬にすでに状況を説明してくれていましたから。最悪の場合に備えて、1月に他の監督に前もって探りを入れるのは、クラブの正当な権利です。初めの2、3試合がうまくいかなかったとしたら?私の知っている限りでは、3月や4月に新監督との話はなかったかと。

いつかご自身の契約延長の話は出るのでしょうか

ケラー: それは私がどうにかできることではないので――勝利と勝ち点以外では。でもそのことでストレスは全くありません。自分の契約はここシャルケであと1年あるし、これからもうまくやっていける――そこに何の心配もしていません。


Manfred Hendriock



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2014/04/28

SV Horst-Emscher 08公式サイトのBildung & Integrations Cup記事

内田がHorst 08に
http://www.horst08.de//fussballjugend-artikel-1072.html


先に言ってしまおう、大成功だったと!社団法人Bildung ist Zukunft協会(旧社団法人Promis helfen)の提携パートナーとして、社団法人SV Horst-Emscher 08は2014年4月26日の土曜日にF・Gユース杯 "Bildung und Integration" を初めて開催することができた。子どもたちや監督、スタッフ、それに保護者の方々全員が、なじみあるこの施設でぜひ2回目を開催すべきという意見で一致した。今回のイベントにおける特別なハイライトは、Bildung-ist-Zukunft協会大使のシャルケ選手、内田篤人の訪問だった。

内田選手にとってこれは義務的な仕事ではない――それはすぐにわかった。大使としての任務をとても真摯に引き受けており、辛抱強く、このようなプロサッカー選手は他にいないのではというほどだった。練習を終えて直接このイベントに来た彼は、辛抱強くサインと写真撮影のリクエストに全て応え、その後もチーム集合写真の撮影と小さなサッカー選手たちの個人的な質問に応じるためにピッチに立った。

ここでの最大の幸運は、スポーツ紙Reviersportで内田選手のHorst 08訪問を知った日本のテレビ放送局が、急遽訪ねてきたことだった。わざわざやって来たこの編集者が素晴らしい通訳者になってくれたため、回答がないまま終わった質問は一つもなかったのだ。本来なら訪問は1時間の予定だった――しかしこれほど多くのファンがいては、シャルケのプロ選手もそう簡単に出て行くわけにはいかず、また出て行く気にもならなかった。結局3時間も残り、彼女との約束までキャンセルした(※訳者注:ドイツ人がこの記事を読んだ場合の一般的な解釈としてここは「彼女」と訳しましたが、実際に内田選手がどう言いどう伝わったのかはわからないので、人数・性別・関係の真偽は不問でお願いします)。クラブ会員マガジンSchalker KreiselとReviersport紙の取材の前に、内田選手はCichos提供のソーセージでエネルギーを補給した。気持ちもお腹も満たされれば、もうひと頑張りできるというもの。いつも寿司である必要はないのだ。ユース部門による総括はこうなった――素敵な人間でありサッカー選手である彼の存在をうれしく思っているのは、シャルケ04だけではないはず。Bildung-ist-Zukunft協会も、積極的に参加してくれる強力なパートナーを得たのだから――。大変辛抱強くやってくれた内田篤人選手、ソーセージなどのとてもおいしい肉製品を提供してくれたCichosさん、大会参加者の皆さんにここでお礼を申し上げたい。せっせと動いてくれた大勢の大会スタッフ、そしてBildung ist Zukunft協会発起人ミヒャエル・フランクとジャクリーン・ケーンにも感謝を。お二人によると、次回の大会にも非常に人気のあるシャルケ選手が来場し支援してくれるのではないかとのこと。今から楽しみだ!


Britt Spielhoff



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RevierSport #35/2014掲載のBildung & Integrations Cup記事

ORTSTERMIN
「ウシー」がホーストに
寿司より焼きソーセージ、そして張り切る父親たち

写真キャプション:内田篤人とSV Horst 08のFユース。 写真:Buschmann

ゲルゼンキルヒェン=ホーストで開催されたBildungs- und Integrations Cup。Fユースの試合が始まるのは本来なら14時のはずだった。しかし、SV Horst-Emscher 08の施設 "Auf dem Schollbruch" に内田篤人が入ってくると、もう子どもたちを止めることはできなかった。アレーナのゴール裏での人気ぶりと同様に、この日本人は地域のサッカー少年たちからも好かれているのだ。

たいていのシャルケの選手にとっては、このような土曜日の午後早々のイベントというのはただの仕事なのだろうが、「ウシー」の場合は異なる。丁寧かつ根気良く何百ものサインを書き、写真撮影に応じ、それからまた人工芝のピッチの脇で各チームと記念撮影。「好きでやっているし、こういうことでファンに何かお返しができるから」と内田はいつものように謙虚に言うのだった。

写真キャプション:これでシュートも決まるぞ――「ウシー」のサインをスパイクに。 写真:Buschmann

社団法人Bildung ist Zukunft協会がこの大会を主催しており、すでに朝の9時からGユースの子どもたちがボールを蹴っていた。支援を行っているサッカー・スターは内田だけではない。ハンブルガーSVのトルガイ・アルスランも、社会的に不利な境遇で育った若者たちに様々な教育サービスの利用を可能にするべく尽力している。「趣旨がすばらしいと思ったので、喜んで参加させてもらいました」と内田。ニヤリと笑って「このサッカーの大会を見ていると、日本での少年時代を思い出しますね。そこでも一番張り切っていたのは父親たちでした」。

今の内田にはサッカーとは別の社会的テーマにも取り組む時間がある。ひどい筋肉のけがでFCシャルケを離脱して2か月半。Heßler 06やErle 08、Sportfreunden Stuckenbuschの子どもたちからも、プレーできるのはいつになるかと質問が飛んだ。「できるだけ早くプレーできるようになればいいんだけど」と「ウシー」は言い、「シーズン終了まであと2試合しかないから。かなりギリギリになるね」。

ブラジルW杯日本代表メンバー発表前にイタリア人監督のアルベルト・ザッケローニにもう一度アピールするには、早くコンディションを取り戻さなければならない。「もちろんW杯にはぜひ参加したいです」とうなずく内田。「でもそれは監督が決めることなので」。

もっとも、このホーストの "Bildungs- und Integrations Cup" にいた子どもたちの思っている通りになれば、シャルケか母国代表かに関わらず「ウシー」は常に彼らしくいいプレーをするに違いない。

写真キャプション:(左から)Martin Wissing [Horst 08副会長]、Joe Spielhoff [Horst 08ユース部長]、内田、Christian Vieth [Horster Kurve(※訳者注:ホーストのシャルケファンクラブ連盟(SFCV)加盟ファンクラブ)会長] 写真:Buschmann

間近に迫る契約延長

あと1年しか残っていないこの右サイドバックの契約をシャルケができるだけ早く延長したがっているのも、これほどの人気があるからというだけではもちろんない。彼自身がサッカーの面でいいものを持っていることによる。「(契約延長に関して)話し合い中」だとスポーツディレクターのホルスト・ヘルトは明かしている。契約延長が行われると考えられる理由は少なくない。負傷前の内田は絶好調で、守備面の欠点に文句をつけていた多くの批評家たちを黙らせたからだ。「シャルケでとても気持ち良くやっているし、クラブも僕を評価してくれていると思う」と26歳の彼は言う。

すでに90分とアディショナルタイムが過ぎていたが、内田は急いでいなかった。ホーストでは空が青と白だっただけではなく、バーベキューグリルの屋台が出ていたりと食べ物も完璧だったのだから。「やった、焼きソーセージだ」と内田は言い、「寿司より断然いいね」。

"Horster Kurve" のシャルケサポーターたちと写真をもう1枚撮り、ようやく彼は黒のバギーパンツと青のスニーカー姿で自分の車までぶらぶら歩き、家路についた。

会場では再び試合が始まっていたが、内田がシャルケのために新たに右サイドバックを発掘することはなかった。「僕がいるんで」。



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2013/07/24

シャルケ公式サイトの練習試合サウサンプトン戦記事

クラーゲンフルト6日目:日本人同士の再会
http://www.schalke04.de/de/aktuell/news/130724_tag_6/page/2077--10-213-.html


日本代表に参加しているときの内田篤人と吉田麻也を引き離すことはほぼ不可能である。ブルー・サムライの守備戦力である二人は、何年も前からとても良い交友関係を築いてきた。しかし、水曜日(7月24日)に行われたFCシャルケ04とFCサウサンプトンのテストマッチでは、その友情も90分間ストップさせることになった。

吉田がユニフォームに着替えることはなく、ピッチでの直接対決は実現しなかったが、試合の前後にはずっと一緒にいるサッカー選手二人の姿が見られた。このコンビは、ルール地方とイングランドにおけるシーズン開幕前の準備期間について重点的に情報交換をした。日出ずる国からは他にも、憧れの彼らに会うべく多くのファンが現地フィラッハのスタジアムに集っていた。

吉田は2012年夏にオランダのクラブVVVフェンロからイングランド・プレミアリーグに移籍。ドイツ国境近くに住んでいたときは、内田とよく会っていた。吉田がサウサンプトンの選手になってからは、二人は携帯電話やSNSで連絡を取り合っている。もちろん、日本代表の国際試合の際にも引き続き顔を合わせている。

セインツとのテストマッチでは、ミシェル・バストスもある親友との再会を楽しみにしていた。デヤン・ロヴレンとケーニヒスブラオ(※訳者注:シャルケのこと)のブラジル人の彼は、かつてオリンピック・リヨンで共にプレーしていたからだ。



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